ツキ板の製造工程

  • ツキ板選定

    ツキ板は天然ものなので、同じ種類の木でも、育った地域や環境により1本1本その表情が違います。
    出来上がりの製品をイメージしながらツキ板を選定し、次工程の裁断へと渡します。

  • ツキ板裁断

    ツキ板の長さや巾を、下地材の寸法にはまるようにカットします。
    そのとき、それぞれのツキ板のよさを生かして、木目が美しく見えるよう、正確にカットしていきます。

  • ツキ板貼り付け

    下地材の上にツキ板を貼っていきます。
    ボンドの塗布には機械を使用しますが、ツキ板の貼り付けはすべて手作業で行っています。

  • プレス加工

    ツキ板は1枚1枚が生きた木であるため、熱が加わると伸縮します。それぞれのツキ板が持つ特徴やくせ、またその日の温度・湿度によってプレス機内の温度、加圧時間、そして圧力を調整します。

  • サンダー研磨(粗)

    化粧板の表面を平滑にし、細かな重なりや汚れを落とし、検査しやすくするため、サンダーに化粧板を通します。

  • 検査・修理

    シミ・汚れやツキ板の隙間・重なり、下地のベニヤにも異常が無いか1枚1枚検査し、必要なものは修理します。

  • サンダー研磨(仕上)

    検査、修理を終えた化粧板をサンダーに通します。丁寧に研磨する事によって木目の美しさを出します。この後無塗装品は梱包して出荷し、塗装をするものは塗装場へと送られます。

  • 塗装

    平板の塗装は、ほぼ全ての工程に機械塗装設備を導入して塗装をしています。
    機械で塗装をすれば大きな面積でも塗布量を均一にでき、手作業に比べて大幅に塗装ムラを抑えながら、工程も短縮出来ます。

  • 造作材製作

    内装用部材(框、敷居、鴨居、建具等)や家具の加工も行っています。集成材、MDF等で下地材を作り、その上に当社で取り扱っている天然銘木をアイロンを用いて練り付ける事によって様々な樹種の部材を作る事が出来ます。

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