STAFFブログ

ツキ板の裁断 – 木目のコントロールとその魅力

製造部

2023.6.12

こんにちは。今回はツキ板管理からお送りします!

ツキ板は、美しい杢目を活かした独特のデザインが魅力の一つです。しかし、その美しい木目を実現するためには、裁断(木取り)という重要な工程が欠かせません。今回は、ツキ板の裁断工程について簡単に解説し、杢目のコントロールと魅力についてご紹介します。

ツキ板を作る際には、杢目の選定から実際に貼るまでの間に「裁断」の工程があります。裁断工程では、ツキ板の幅をそろえたり、裁断位置を調整することで木目の雰囲気をコントロールしています。また、貼り場で綺麗に貼れるようにするために、精密な作業も求められています。

オレンジ色のラインがツキ板を裁断するときのガイドになっています。このガイドを見ながらツキ板の角度を調整したり、お客様のご要望に合わせた杢目になるよう裁断位置を確認しています。

一般的にツキ板の杢目といえば、『板目』『柾目』『ロータリー杢』がよく知られていますが、実際にはこれらの杢目以外にも板細かな分類が存在しています。それらは次のように板目の裁断位置を調整することで次のように分けられています。

板目(芯取り)

板目の芯が中心に来るように切り取る使い方です。最もポピュラーな使い方で木目の力強さをしっかりと見せることが出来ます。

寄芯取り

板目の芯を中心から少しずらした切り取り方です。ランダム貼りでは板目の杢目感を残しつつ動きのある印象を作ることが出来ます。残った方は追柾取りになります。

半板取り

板目の芯の基準に半分に切り取る使い方です。杢目の存在感を残しつつも、板目(芯取り)ほど木目を強調したくない場合などにおススメです。残った方も半板取りになります。

追柾取り

板目の芯にかからない程度で切り取る使い方です。柾目のようにすっきりとした表情を作りつつも、少し変化をつけたい場合などにおススメです。残った方は寄芯取りになります。

これらの、『寄芯取り』『半板取り』『追柾取り』はストレート貼りで使用すると不自然な仕上がりになるため使うことはありませんが、ランダム貼りをする際には大いに活躍してくれます。

〈 芯取りランダム 〉

〈 半板ランダム 〉

〈 追柾ランダム 〉

スッキリとした中にも杢目の変化のある追柾ランダムや、杢目の力強さを活かした芯取りランダムなど、どのようにツキ板を切り取るかによって杢目の印象が変わります。設計者やデザイナーの意図をくみ取り、空間の雰囲気に合わせてこだわる事が出来るのも、ツキ板のいい点だと思います。

最後に、ツキ板の裁断工程は、美しい杢目を実現するために欠かせない重要なステップです。また、裁断位置の調整によって杢目の印象が変わり、ツキ板の個性と魅力が生まれます。杢目の印象をコントロールすることで、他の素材では表現できない美しいデザインや独自の表情を実現することができます。

ツキ板に関するご質問や、製作依頼などがありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。


#大和ツキ板産業
 #ツキ板 #突き板 #突板 #天然木 #不燃

ページの先頭へ戻る