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ツキ板のダイヤモンド貼り

製造部

2023.1.27

こんにちは。貼り・プレス・検査係の村上です。

今回は、ダイヤモンド貼りについてご紹介します。

ツキ板の貼り方は、リピート貼り(追い貼り、スリップマッチともいいます。)やランダム貼り、ブック貼りなどが一般的ですが、その他にも様々な特殊貼りがあります。ダイヤモンド貼りとはツキ板の特殊貼りの一種で、菱形状に見える貼り方です。

今回はそれに加えて木目を反転させて貼るブック貼りも行っており、非常に難易度の高いものを製作します。

まずは下地に線をひいてツキ板を貼り合わせる位置を出していきます。そこに和紙貼りをしたツキ板を位置を確認しながら丁寧に合わせていきます。そして重なり合ったツキ板に定規を当てて、二枚とも合わせて切ってしまいます。こうすることで重なった二枚の位置をぴったりと合わせることが出来ます。こういった特殊な貼り方は難易度が高いので貼ることの出来る人が限られてきます。

ツキ板は貼って終わりではなく、より綺麗に見えるように手を加えてあげることが大切です。ツキ板とツキ板のスキや重なりなどを目視手の感触で確認し、より綺麗に見えるように整えてあげます。ダイヤモンド貼りなどの特殊貼りでは普段よりも手がかかりますが、小さなこだわりが最後の見栄えを左右する重要な工程です。

こうして、ダイアモンド貼りが完成しました。今回はダイヤモンド貼りに木目が対象になるブック貼りもするという非常に難易度の高いご注文でしたが、何とか綺麗に製作することが出来たのではないでしょうか。

今回は難易度の高いご注文でしたが、それだけ設計者・施工者にこだわりがあったからだと思います。ツキ板の良さは天然木の素材感や希少性など様々ですが、こういったこだわったモノづくりが出来るということにも一つの良さなのではないかと思います。

ツキ板の製作工程の多くは人の手作業で行っています。そのためデザインの拘りや現場の納まりに合わせてうまく融通を利かせながら製作をすることが出来ます。

逆に、こだわり始めると拘れるポイントが多すぎて大変になりますが、、、、

大和ツキ板産業で製作するツキ板製品のほとんどは特注製作です。お客様の要望やイメージをお伺いし実際にサンプルを製作しながら理想に近づけていき、ご承認がいただけましたら製品の製作に移らせていただきます。

「本当はこうしたい、、、」という場合やそうじゃない場合も、大和ツキ板産業まで!!

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